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杉並区荻窪の歯医者 定村歯科医院の今月のコラム バックナンバー

3月は雪から始まりましたね。学校では卒業、会社では異動の季節、みなさん自身や周りで該当している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今年の東京のさくら(ソメイヨシノ)予想開花日は3月30日、東日本・西日本では平年並か平年より遅い地点が多い見込みだそうです。もうすぐ春です。

『かまぼこ・歯型の印象材(主成分はどちらもアルギン酸)』 のお話

日本各地の名産品にかまぼこがありますね。かまぼこは日本人の大好物の一つ。おいしいかまぼこは、スケソウダラのすり身をアルギン酸で固めたものです。

ところで、歯医者さんの歯の型を採ってもらったことはありませんか?歯の型を採ることを「印象を採る」といい、また型を採る材料を「印象材」といいます。現在歯科医療で最も使われている印象材は、かまぼこに使われているのと同じアルギン酸を主成分としています。型を採るときは、息がしにくいなどの不快感があるかもしれませんが、そんな時には「これはかまぼこと同じ材料か」と思ってください。きっと少し楽になると思いますよ。

アルギン酸印象材は、比較的価格も安く使い勝手もよいので広く使われていますが、今日の歯科医療水準が要求する精度を十分満たすことはできません。そこで、精度を向上させるために、アルギン酸印象材とカンテンを同時に使うのが一般的です。型を採るときに熱いと感じた人もいるかもしれませんが、それは溶かしたカンテンを使ったからです。さらに、高い精度が必要な場合は、シリコンゴム系印象材などを利用することもあります。

そうして採った印象に、石こうを流し込んで模型を作ります。その模型を使って患者さんの歯を作りますが、現在の歯科医療の水準は十ミクロン(一ミリの百分の一)以下の制度を目標にしています。このように、歯科医療はこれまで、いかに精密なものを作るかをたえず追求してきました。

ところが、どんなに精密な型を採ろうとしても、患者さんの歯に食べかすが残っていたり、歯肉がはれてすぐ出血するようでは、私たち歯科医師の苦労は水の泡になり、正確な型が採れません。だから、治療中の歯や歯肉の衛生管理も非常に大切なことなのです。

歯科治療に先立って、歯磨きの指導をしたり、歯石を取ったりして、お口の中を清潔にするのはこのためです。

参考資料:「歯にいいはなし」-香川県歯科医師会 編

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