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杉並区荻窪の歯医者 定村歯科医院の今月のコラム バックナンバー

寒さもだいぶ弱まり、だんだん春らしくなってきましたね。3/31に東京では桜の開花が宣言されました。春だと思うとウキウキした気分になり、なにか新しい事を始めてみようかなと前向きな気持ちになります。そんないい季節なのに花粉症が。通勤する道すがら(仲通り商店街)でも、マスク・ゴーグル仕様の方に多くすれ違います。皆さんは大丈夫でしょうか?効くと言われていることをいろいろ試してみて、乗り切りましょう。

4/1から変わるものがいろいろとあります。ペイオフ全面解禁(金融機関破綻時に普通預金もカットの対象に)、改正育児介護休業法施行(育児休業期間が最長1年半に)、過去最多の44市町が合併発足、個人情報保護法が全面施行(住所や電話番号など個人情報の厳格な管理を義務付け)等。ニュースや新聞で勉強してみようと思っています。

『ゴルフクラブ(歯科精密鋳造のはなし)』 のお話

キーンという金属音を残して打ち放たれたボールは、300ヤードを超えてフェアーウェーを転がっている。新しいゴルフクラブを手に入れたとき、ゴルフファンならよく夢に描くのではないでしょうか。

ところで、メタルウッドなどのゴルフ用品の製造に、歯科の技術が応用されていると聞いたらみなさん驚くでしょう。メタルウッドやアイアンのヘッドの多くは、ロストワックス法という製造法によって作られています。この製法は、1907年に歯科医師タガールトによって考え出されました。ロストワックス法とは、まず、金属で作りたいものの原型を、ロウ(ワックス)や樹脂で製作します。できたものを耐熱性のある特殊な石こうの中に埋め込み、石こうが固まったあと、加熱してワックスを焼却してしまいます。すると石こうの中に鋳型ができ、その中に溶かした金属を流し込むと、原型と同じ金属の製作物ができることになります。

みなさんの歯に詰めたりかぶせたりしたものをはじめ、入れ歯の金属部品など、歯科で使われる多くの金属製のものは、ロストワックス法によって作られ、その精度は10ミクロン(1ミリの100分の1)以下を目指しています。もちろんこのような精度を満たすのは大変なことです。たとえば、石こうが固まるときの寸法変化や、鋳型に流し込んだ金属が冷えて固まるまでの温度差で収縮することも問題になります。その他、いろいろな問題点を解決して、今日の歯科医療が必要とする精度を達成できるようになりました。そして、歯科医療から生まれたこの高い技術が、複雑な形をした金属製品を作る工業界にも広く応用されているのです。

ナイスショットの瞬間など、スポーツをしていてここ一番のときには、力が入って、奥歯を強く噛みしめることがありますね。そんな時、奥歯が噛む力に負けて欠けてしまうことがあります。そうするとまた、その治療のためにロストワックス法のお世話になるのです。

参考資料:「歯にいいはなし」-香川県歯科医師会 編

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