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今年もやってきました「歯の衛生週間」(6/4〜10)。今年の標語は「ごちそうさま おはしを ブラシに 持ちかえる」です。
6月1日に第63回学童歯みがき大会が開催され参加して参りました。小学校(18校)、歯科衛生士学校(15校)が参加。歯の衛生講話、ショータイム、クイズ大会、そしてブラッシング指導(歯科衛生士の学生さんが小学生にブラッシング指導を行います)という内容です。
衛生講話では、劇を通して
1.「どうやってプラークはできるのか → 砂糖はバイキンの大好物。バイキンは砂糖でネバネバしたものを作り、そのネバネバは仲間同士くっつきプラークを作る。プラークは砂糖なしでは生きられない!」
2.「どうして虫歯ができるのか?プラークと虫歯の関係は?」 → プラークそれだけでは、虫歯にはならない。しかし、プラークは酸をだす。酸は歯に穴を開け虫歯を作っていくのです。
3.「なぜ、みんなのお口の中にプラークはいるのに虫歯のある人とない人がいるの?」 → 生活習慣が正しいとプラークは増えない。朝早起きしてしっかり食べる、早く寝ることも大切。食べた後はしっかり、特に寝る前はしっかり磨く。鏡の前で1本1本丁寧にしっかり磨くことが大切。おやつのダラダラ食い、甘い飲み物食べ物は控える。また、歯磨剤はフッ化物の入ったものを使うと、歯を守り強くしてくれます。
という楽しみながらのなぜ?なに?でした。ショータイムはテツ&トモが登場、「なんでだろう」生で楽しませてもらいました。
続いてのクイズ大会、いくつか面白かったクイズを紹介します。
・フッ素は海草から出来てる?→○(海草、緑茶、魚等)
・ペンギンには歯が10本ある?→×(歯はありません)
・歯は鉄より硬い?→○
・口の中には35種類のバイキンがいる?→×(350種類のバイキンがいます)
歯の衛生週間を通じて、日頃から頑張ってくれているお口、歯に関心を寄せてもらえたら嬉しいです!
1973年に世界各国の歯科衛生の実態調査が実施されたことがあります。その結果、世界の注目を浴びたのが、次の両極端な例でした。まず、オーストラリアの都市では、40歳前後の成人の実に36%が無歯顎、つまり1本も歯がないというショッキングな事実です。
それにひきかえ、山梨県の調査では、歯の1本もない人はゼロでした。他の諸国はこの中間でしたが、そのころイギリスでも、すべての成人の3人に1人は1本も歯がない状態だったようです。イギリスやオーストラリアでは、娘は嫁にいくとき、嫁いだ後に歯で苦労しないよう、歯を全部抜いて「入れ歯」を持たせてあげるという習慣が、第二次世界大戦後まで続いていたというから驚くばかりです。
虫歯になったり、歯が痛くなったら、抜いて入れ歯という考え方は、欧米諸国では今日でも強いようです。それは各国の社会保険制度の給付とも関係があるのでしょう。時間とコストがかかり、熟練を要する「歯を残す治療」は欧米諸国の保険診療では制限されているようです。
一方、日本の歯科医師は患者さんに「抜いてください」といわれても、なんとか歯を残して治療しようと努力してきました。日本の社会保険制度は、私たち歯科医師からみるといろいろ意見もありますが、国民の歯科保健全体の向上に寄与していると評価できるでしょう。歯の神経をとって歯を残す技術をはじめ、日本の歯科医療は世界最高の水準だと評価され、世界各国から注目を浴びています。
今、日本歯科医師会では、「一生自分の歯で食べよう」というスローガンを掲げています。また、80歳まで自分の歯を20本守ろうという「8020運動」で、歯を生涯に渡って維持しようという運動を厚生省や各関係機関と共同で進めています。
日本人は、昔から歯をとても大切に国民です。そして日本の歯科医師は世界一、歯を「抜かずに残そう」と努力しているのです。
参考資料:「歯にいいはなし」-香川県歯科医師会 編


JR・丸の内線 荻窪駅南口
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